「置き薬」という世界に類を見ない日本の伝統的な「先用後利」の思想。 そして、そのシステムを基本にして「トータルライフ・ケア」の戦略 を推進してきた中京医薬品。松本 雄介氏、杉田 弘樹氏に、カード情 報非保持化サービス「Pay TG」導入のきっかけや導入後の効果など についてお聞きしました。
「置き薬」という世界に類を見ない日本の伝統的な「先用後利」の思想。 そして、そのシステムを基本にして「トータルライフ・ケア」の戦略 を推進してきた中京医薬品。松本 雄介氏、杉田 弘樹氏に、カード情 報非保持化サービス「Pay TG」導入のきっかけや導入後の効果など についてお聞きしました。
中京医薬品は、救急箱(常備配置薬、保健品の一部、ドリンクの一部)を各家庭に配置して、使用分を販売する配置販売を行い、関連商品(保健品の一部、ドリンクの一部、医療品、日用雑貨およびギフトその他)は、主として営業員が配置顧客に販売しております。また、加盟店を中心とする同業他社や一般流通市場に対しては、当社の取扱商品を卸売販売しております。さらにアクアマジックブランドにおいて「RO(逆浸透)膜方式」による水の製造プラントを自社所有し売水事業を展開しております。
『美容・健康・安心』をコンセプトに、不純物を取り除いたお水に豊富なミネラル分を含んだ「海洋深層水」をブレンドしたアクアマジックワンウェイのお水を提供しています。本事業にてPay TG を利用しています。
電話と紙による申し込みで、Pay TGを利用しています。
アクアマジックワンウェイは、初回契約時にお客さまに希望日を伺い、その後は注文いらずで、毎月決まった日に自動的に、お水をお送りさせていただくシステムです。ご注文は、ウェブや電話、紙での申込みを頂いています。夏の繁忙期は消費量が上がりお水が足りなくなると、ご注文を頂く回数も増えてますね。
改正割賦販売法と求められたセキュリティ対策以前は、基幹系システムにカード番号を直接入力していましたが、
2018 年の改正割賦販売法でクレジットカード情報の非保持化を求められたことから、運用方法を変更する必要がありました。
クレジットカード情報の非保持化とは、「自社で保有する機器・ネットワークにおいて『カード情報』を『保存』、『処理』、『通過』しないこと」です。非保持化の対応も必要でしたが、オペレーターの作業負荷を増やしたくないため、基幹システムと連携が出来る前提でクレジットカードの非保持化の方法として選んだのは、メールリンク型決済でし
た。
※メールリンク型決済とは、利用者がメールに記載されたURL をクリックすると、決済画
面に直接遷移して決済できる仕組み
弊社のお客様として多くの高齢者に本業の配置販売と、アクアマジックワンウェイを利用いただいています。メールリンク型決済は、決済代行事業者のURL をショートメールでお送りするのですが、高齢者には操作が難しく完了するまでに時間がかかることが大きな課題でした。また、カード番号の入力間違いが発生したり、操作に迷ったりというのも多々ありましたね。とにかく、お客さまの負荷が高い点が課題でした。
また、私たちが行う操作にも課題がありました。メールリンク型決済は基幹システムと連携が前提条件として導入しましたが、開発の問題もあり実現しませんでした。そのため、オペレーターが請求番号との紐付けを間違えると、決済できないなど二度手間が発生しやすく、オペレーションも属人化していました。また、オペレーターが休むと決済が進まないことも課題でした。
メールリンク型決済の利用を早期に停止し、より良いサービスにリプレースしたいという思いから、通販システム事業者に相談したところ、「Pay TG という良いサービスがあります」と紹介されました。既存の基幹システムと連携しながら、決済端末から簡単に入力と決済ができるので、「ぜひ使いたい」と、導入を決めましたね。
これまで利用していた決済代行会社をそのまま利用できることも大きなメリットです。決済代行会社を変えるのはハードルが高いですから。
申込後、2週間で端末が届きました。サポートデスクはレスポンスも良く、スムーズに利用開始ができました。
比べてしまうのが、これまで利用していたメールリンク型決済ですが、一言で言うととても助かっています。お客さまにカード番号を入力頂く必要もなくなりましたし、社内オペレーターの複雑なオペレーションの必要がないですからね。
こういう時代ですから、メールリンク型決済の場合、お客様からは本当にクレジットカード情報を入力していいのか、不安の声も多数ありました。Pay TG だとそのようなお客さまの不安を払拭できましたので、本当に良いことばかりです。
通販システムの画面から、クレジットカードの「決済ボタン」を押下すると、自動的に基幹系システムと連携可能な仕組みが構築できてます。「決済ボタン」を押した後は、Pay TG 決済端末にカード番号と有効期限を打つだけという非常にシンプルな操作になりました。オペレーターの対応時間もとても短くなりました。
決済代行事業者とそれに紐づく一つの契約コードのみでPay TGを利用していました。現在は、二つの契約コードを保有しているため、Pay TG のマルチPSP 機能を利用する予定です。マルチPSP 機能を利用すれば、端末切り替えも必要なく、ますます便利になりますね。
取材日:2021年5月 所属、業務内容、写真、インタビュー内容は取材当時のものです。
社名 | 株式会社中京医薬品 |
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設立 | 1978年 |
代表者 | 代表取締役会長 山田正行、代表取締役社長 米津秀二 |
本社所在地 | 愛知県半田市亀崎北浦町2-15-1 |
事業内容 | 医薬品・医薬部外品・健康食品・清涼飲料水・医療機器・化粧品・日用品・衣料品・食品・生保・損保などの販売、通販事業、売水事業(製造・販売)、電力媒介事業、除菌用アルコール商品の製造・販売 |
U R L | https://www.chukyoiyakuhin.biz/index.html |
中京医薬品は、救急箱を各家庭に配置して、使用分を販売する配置販売を行い、保健品の一部、ドリンクの一部、医療品、日用雑貨およびギフトなどは主として営業員が配置顧客に販売しております。また、加盟店を中心とする同業他社や一般流通市場に対し、当社の取扱商品を卸売販売しております。さらにアクアマジックブランドにおいて「RO(逆浸透)膜方式」による水の製造プラントを自社所有し売水事業を展開しております。