メディア掲載のお知らせ<TECH+掲載> ハードディスク丸ごと暗号化禁止対策 | PCI DSS Ready Cloud

メディア掲載のお知らせ<TECH+掲載> ハードディスク丸ごと暗号化禁止対策

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 PCI DSS V4への対応課題

  • PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)とは、クレジットカード情報の取り扱いを規定する国際セキュリティ規格。最新のメジャーバージョンはV4.0、2024年にはV4.0.1が公開されている 

  • V4からカード番号(PAN)の保存には、従来のディスク丸ごとの暗号化が通用せず、ファイル単位で暗号化する必要が生じた(要件3.5.1.2) 

  • Windows Serverにはファイルレベル暗号化の機能がなく、導入には専用ソリューションの構築や高額な運用コストが必要となる 



SaaSでの暗号化導入によるコストの効率化

  • リンク社とマクニカ社が提供する「EncFile Cloud」は、ファイル単位の暗号化をクラウドSaaS化。

    • 専用サーバやソフト構築不要で、エージェント+VPN/専用線接続で利用可能 

    • 暗号化は自動化され、鍵管理により外部持ち出し時の漏洩リスクも軽減 。

  • 同社は既に2013年からPCI DSS Ready Cloudやトークン化サービス「Cloud Token for Payment Card」などを提供し、CDSP(CipherTrust Data Security Platform)を採用している 



トータルコスト最大60%削減の試算

  • 初期導入から運用・監査までのコストおよび人的リソースの削減が可能。

  • 専用システムに比べてトータルコストが50~60%減との試算 

  • 長年にわたるカード業界向け実績に基づく信頼性とサポート体制が強み 。



金融以外の業界にも展開可能

  • 医療、製造、コールセンター、BPOなど、カード情報以外の機密・個人・知財データの保護にも有効 

  • 将来的には、Windowsファイルサーバからデータベース暗号化など対象範囲の拡大も視野に入れている 



まとめ

  • 背景/課題:PCI DSS V4からファイル単位の暗号化が必須に。既存システムでは対応困難。

  • 解決策:EncFile CloudによるSaaS形式のファイル暗号化と鍵管理。

  • 効果:構築・運用コストを最大60%削減。多業界への応用や対象範囲の拡大を検討中。




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